所詮この世は諸行無常

世の中は常に移り変わり、ずっと変わらないものなどないとわかっていながら、それでも変わらない何かを求めてしまうのはなぜでしょう。

転職してよかったこと 転職しなければよかったと思うこと

どうもkmasです。

 

転職に対して不安を抱いている方へ、私の実体験から転職してよかったこと、そして転職しなければよかったことについてお伝えします。あくまで個人的な体験談ですが初めて転職をしようと悩んでいる方、もしくは2回目、3回目となった方でもきっと1つの事例として具体的なイメージを持ってもらえるかと思います。

 

特に初めて転職についてお悩みの方にとって転職するというのは未知の領域で、勢いでは決めきれないことかもしれません。

それは当たり前だと思いますし、実際に私もそうでした。しかし、今の世の中転職なんて当たり前です。逆に1つの会社で生涯働き続けるなんてよっぽど運良くやりたい仕事にめぐり合い続けている方か、途中で思考停止して「うーん、仕事は楽しくはないけど会社の人も悪い人はいないし家族もできたし給料もまあ生活する分には十分だし(お小遣いはたりないけど…)転職するほとでもないかなぁ」という方のどちらかだと思ってます(極論)。

 

後者についてはむしろなぜ転職しないのかというくらい充実してないように見えますが、おそらく日本人のサラリーマンはほとんどこのパターンかと思います(偏見)。

 

そこで、実際に転職を3回経験した私から実体験に基づく転職よもや話をさせていただければなとおもいます。

 

本日の内容はシンプルに

1.転職してよかったと思うこと

2.転職しなければよかったと思うこと

 

1.転職してよかったと思うこと

まずはこちら、シンプルによかったことですが

これは①1社目→2社目②2社目→3社目③3社目→4社目で異なります。

 

①1社目→2社 新卒の視野の狭さ

最初の転職でよかったこと、それはズバリ新卒で考えていたことを再考し改めて自分の人生をみつめなおせたこと、です。

新卒の時は、様々な企業の説明会に参加したりOB・OG訪問等を通じて仕事へのイメージを膨らませ、どちらかというと自分の将来に思いを巡らせ期待に胸を膨らませている、そんな状態ではないでしょうか。新卒採用の説明会や先輩社員は基本的に輝いた事しか言わないからそれは致し方ないことだと思います。

 

人生の中で何を達成したいか、どう生きていきたいか、は学生の時はあくまで想像でしかありません。毎日通勤電車に揺られ、毎日ほとんど同じ職場やメンバーと仕事をし毎日ほとんど同じ時間に就寝する、というサイクルを一度経験するのとしないのとでは仕事へのイメージの具体性が違います。

 

では一度経験したところで、自分はどうするのか?それを自問自答する機会が私にとっては1度目の転職というタイミングでした。

結果的に私の場合、職種をガラッと変えることになり今はそれを継続して続けています。1回目の転職がもう少し遅ければ今のようなキャリアはおそらく歩めていないと思うので、やはりタイミングというのは非常に大事だと感じますし、本当に自分が生涯やり続けていく仕事を立ち止まって考えることができたのは今でも本当に良かったと思っています。

 

②2社目→3社 同じ職種でもやることが全然違う

自分のキャリアの幅を広げ、売れる経歴を作れた、のがよかったことです。

具体的な職種についてはまた別の機会で書くとしてここではあくまで転職をしたことでよかったことに絞って書かせていただきますが、よく業界、会社、部署、ポジジョン、職種などなど就職活動中に検討する項目として多々ありますが、その中で職種というものがあります。大きく開発、生産、マーケティング、営業など利益を稼いでくる部署と人事、総務、経理、など管理系やコーポレート部門と呼ばれたりするバックオフィス系に二分されると思います。そのどの職種で食っていくかというお話ですが、同一職種内でも仕事内容は天と地ほど差があります。

同じ会社に居続けることで経験できる幅というのは数年その会社にいればなんとなく想像がつきまして、10年後自分がこの会社で何をやっていたいか、より具体的には今の管理職やそれ以外の上の人たちのどのポジョンで仕事をしていたいか、それが私にはなかったので、「職種は変えずに、経験できる仕事の幅を変えた」のが2度目の転職です。

結果的に同じ職種なのに、やることはほぼ初めてのことばかりでかなりキャッチアップなら手間取りましたが、確実に自分のキャリアの積み上げになっています。

 

③3社目→4社目 直近の話なのでまだ不明

こちらについてはおいおい追加させて頂きます。

 

2.転職しなければよかったと思うこと

こちらも上記の①〜③で書くことにします。

 

① 新卒での同期との別れ

新卒での同期ってなんだか特別で、同じ会社でキャリアを全うする人にとっては戦友のような感覚なのでしょうか。私にはもはやわかりませんがプロパー同士の繋がりって強いですよね。

そんな仲間とおさらばしないといけなかったというのはやはり少し寂しいものです。

ただまあ元々コンサル業界って転職前提で入る人たちが多いので私がやめる頃には半分くらいになっていた気がしますが…。

まぁ転職しなければよかったと後悔するほどまではいきませんね。

 

② お世話になった上司との別れ

2社目ではその方がいなければ経験できないポジションや仕事を与えてもらい、かつそのおかげで良いキャリアを築くことができているのでその方の元を去るという決断は大変なものでした。仕事をする上でその方に助けて頂いたことは数知れず、逆にそこから離れてもうまく働けるのか、それぐらいに色々なことを学びました。

最終的には自分のキャリアを考え、そしてその方に頼らずとも生きていける力を身に付けたいという思いで去る決断をしました。

ただ未だその上司を超えるような人に出逢えていないので、その意味では転職によるデメリットといっても良いかもしれません。

 

こう書くと、転職しなければよかったと思う要因の大部分は私の場合「人」なのかなと思います。やはり転職をすると前職の人たちとの接点はほとんどなくなります。なぜなら毎日顔を合わすことがなくなるから、非常にシンプルですね。ただそれでも定期的に食事など誘っていただけるのは非常にありがたいことで、そう言った方々とのつながりを大切にしていきたいなと思います。

 

以上長々と書いてきましたが、まとめると転職はキャリア見つめなおすいい契機になるということ、それは取りも直さず自分の強み・弱みを把握し理想とのギャップを埋める作業にもつながります。そして実際に選考を通じて、今の自分の市場価値がどれほどなのかを確認することができます。

一方で今の職場を離れるということはそこでの人とのつながりをある意味清算することになります。やはり仕事の切れ目が縁の切れ目となってしまう人が大多数なので。

結局のところ、その人の価値観により転職が良い方向へ転ぶもあり、悪い方向に転ぶもあり「自分がどうなっていたいか」に尽きると思います。ここの軸をしっかりもっていればなんの心配もすることなく、軸に照らした活動を淡々と行うのみです。

 

自分の軸が見つからないという方はご相談頂ければ、軸探しお手伝いします。